リトル・フォレスト冬③
リトル・フォレスト冬/春
2015/日本/120分
小森という東北のとある村に一人で暮らすいち子。お米や野菜を育て、魚を釣ったり、山菜やアケビを採ってきたり。胡桃や栗なんかを拾っては保存がきくように加工したりする。季節の流れに合わせて日々を送るための数々の知恵。そして自分が食べるために働くということ。そんな自給自足の生活が、印象深い料理を通して描かれる。
寒い季節に欠かせない「小豆とお菓子」
ストレスは甘いもので解消する。だから寒い季節に小豆は不可欠。餅やはっとに絡めたり、小麦粉の生地で包んで焼いておやき風、蒸かせば饅頭。スープの具になったり、マフィン生地に混ぜ込んで焼いたり。保存しておけば一年中楽しめる小豆。手間はかかるけど、冬を乗り越えるためには欠かせない作業。
①小豆を指でつまんで柔らかくなるまで茹で、水を入れ替えて砂糖を加えてさらに煮る
②ボールにバターと砂糖を入れて混ぜ、さらに卵を加えて混ぜる
③②に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れてさっくり混ぜ、①を加えてさらに混ぜる
④③に牛乳を加えて混ぜ合わせ、マフィン型に流し入れる
⑤予熱したオーブンで焼く
いち子が小豆のお菓子をいろいろ作っていたけど、食べたことのない小豆マフィンに挑戦。小豆をあまり甘くしなかったのに、生地の砂糖も控えてしまい甘くないマフィンになってしまった(笑) 結局、はちみつを垂らして甘々にして食べるという・・・。
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「焦りは禁物。あんこ作りも砂糖を早く入れすぎるといつまで煮ても小豆は柔らかくならない」。お菓子作りって手を抜いたら、けっこうそのまま反映される。普通の料理よりも直結する気がするし、後から取り返しのつかないことも多いから緊張する。ちょっとの緊張感を味わいながら作るのが良かったり。
★Huluで鑑賞★