リトル・フォレスト冬④
リトル・フォレスト冬/春
2015/日本/120分
小森という東北のとある村に一人で暮らすいち子。お米や野菜を育て、魚を釣ったり、山菜やアケビを採ってきたり。胡桃や栗なんかを拾っては保存がきくように加工したりする。季節の流れに合わせて日々を送るための数々の知恵。そして自分が食べるために働くということ。そんな自給自足の生活が、印象深い料理を通して描かれる。
雪の日の「はっと汁」
雪の日ははっとが食べたくなる。はっとは小麦粉を水で練った後に十分寝かせないといけないから、雪かきの前に仕込んでおく。「雪かき終って腹減ったところに食べるのがうまいのだ」。
①薄力粉と水を練り、2時間ぐらい寝かせる
②干し椎茸、人参、大根、ごぼう、里芋、油揚げを切る
③煮干しの出汁、酒、みりんと一緒に煮込む
④煮込めたら醤油を加えて味を調える
⑤①を④にちぎり入れて火を通す
モチモチのはっとが美味しい。十分に寝かした生地は、どこまでも伸びていくぐらい滑らか。薄力粉と水を練って置いておくだけでできるし、うどんみたいに切らなくていいからとっても簡単。豚汁とかに入れても美味しそう!冬はあったかい汁が体に染みる。
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はっとは東北地方に伝わる郷土料理。この映画を観て知った^^こうやって映画を観て新しい料理を知れるのは楽しいなぁ。リトル・フォレストでは説明してくれるけど、ほとんどの場合は説明がないし、洋画に出てくる食べ物で名前が出てこなかったら本当にお手上げのことも多い(笑)
★Huluで鑑賞★