夜は短し歩けよ乙女―秋の夜
夜は短し歩けよ乙女
2017/日本/93分
1年にも感じられる長い長い不思議な夜は、それでもたった一夜の出来事。春の夜は先斗町での冒険と人との出会い。夏の夜は古本市で本の海を泳ぎ、秋の夜はお祭り気分に身を任せ、そして迎える冬の夜。鮮やかな色彩と独特かつ愛らしいタッチで描き出される京都の街並みと個性的なキャラクター、そして、あと一歩が踏み出せない先輩と黒髪の乙女の恋の行方が楽しみな映画。
「阿闍梨餅」食べて、いざ学園祭!
本取り合戦の決着がついた頃、突如としてゲリラ演劇が始まる。気づけば学園祭の季節になっていた。学園祭に向かおうとする乙女に樋口さんは、途中で阿闍梨餅を買っていくことをすすめる。乙女は阿闍梨餅を食べながら学園祭へと向かう。
大好きな京都のお土産、阿闍梨餅!樋口さんが「できたてがうまい」というけど本当にそうで、やっぱり買った日に食べるのが一番。もちもちの生地に甘すぎないあんこが絶妙♩原作の森見登美彦さんも好きなのかな~?
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人と人、本と本、恋と鯉、そして京都中にばら撒かれた李白風邪は、偶然のようで実は必然にも思えるたくさんの巡り合わせ。どこかの誰かが押したスイッチで私の人生の歯車が動き出したりするなんてことがあるのだと本当に思う。
この映画(というより、森見ワールド?)の言葉回しというか言葉遊びというか、言葉の使い方がとても好き。
★Netflixで鑑賞★