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夜は短し歩けよ乙女―冬の夜

夜は短し歩けよ乙女

2017/日本/93分

夜は短し歩けよ乙女

1年にも感じられる長い長い不思議な夜は、それでもたった一夜の出来事。春の夜は先斗町での冒険と人との出会い。夏の夜は古本市で本の海を泳ぎ、秋の夜はお祭り気分に身を任せ、そして迎える冬の夜。鮮やかな色彩と独特かつ愛らしいタッチで描き出される京都の街並みと個性的なキャラクター、そして、あと一歩が踏み出せない先輩と黒髪の乙女の恋の行方が楽しみな映画。

 

李白風邪と「卵酒」

長い長い夜に李白さんを起点として京都中にばら撒かれた李白風邪で、乙女以外の人が続々と倒れていく。乙女はそんな人たちを見舞いに行って卵酒を振舞ってあげる。羽貫さんは「卵酒は卵と砂糖抜きでね」と言っていて、これが何とも羽貫さんらしくて良い。卵酒は風邪のときに飲むものらしい。風邪じゃないけど、どんな味がするのか気になる。そして、“卵酒”は冬の季語らしい。

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①卵と砂糖をよく混ぜる
②鍋に日本酒を入れ、ひと煮立ちさせる
③①に②を少しずつ加えてよく混ぜる

卵酒は卵と砂糖で甘いのだけど、お酒感が強くて風邪の時に飲むのはちょっと辛いかも・・・。もうちょっと煮立たせる方がいいのかな?

 

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一年にも思える長い夜がついに明け、初めて訪れる昼間のシーン。お互いの距離が少し近づいた先輩と乙女は喫茶店で待ち合わせをする。舞台となったのが「進々堂大北門前」。 晴れ晴れとした気分になれる素敵なシーン^^

 

* * *

 

人と人、本と本、恋と鯉、そして京都中にばら撒かれた李白風邪は、偶然のようで実は必然にも思えるたくさんの巡り合わせ。どこかの誰かが押したスイッチで私の人生の歯車が動き出したりするなんてことがあるのだと本当に思う。「こうして出会ったのも何かのご縁」ということを考えてみる。

 

Netflixで鑑賞★