シェイプ・オブ・ウォーター
シェイプ・オブ・ウォーター(The Shape of Water)
2018/アメリカ/124分
過去のトラウマで話せなくなってしまったイライザ。彼女は、政府の極秘研究所の清掃員として働いていた。ある日イライザは仕事中に、研究所内に不思議な生き物が運び込まれてくるのを目撃する。その不思議な生き物をこっそりと見に行くたびに、何故か惹かれていくイライザ。しかし、その生き物が処分される計画にあると知ってしまい・・・。人間と不思議な生き物との愛の物語。
ジャイルズと大量の「キーライムパイ」
イライザと同じアパートの隣人ジャイルズは友人でもあった。彼は思いを寄せるパイ店の店員に会いに行くために、客のふりをしてその店のキーライムパイを買って帰るのだけど、その味はイマイチ・・・。イライザを家に呼んで、キーライムパイでもてなすも、イライザも食べ進められない。見かねたジャイルズが、イライザのパイを冷蔵庫に戻すと冷蔵庫の中には大量のキーライムパイが。ジャイルズがいかに常連であるかということと、パイの味が伺える。
①クッキーを叩いて砕き、溶かしバターを混ぜてタルト台に敷く
②市販のメロンソーダにお湯で溶かしたゼラチンを混ぜ、①に流し入れる
③②を冷蔵庫で冷やし固める
④固まった②にホイップクリームでデコレーションする
映画ではキーライムパイだったけど、 あの特徴的なグリーンのパイがどうしても作ってみたくて、今回はメロンソーダ!
キーライムとは、中南米で親しまれている小さなライム。キーライムパイもアメリカを代表する家庭のお菓子だそうで、今度はキーライムパイも作ってみたい^^
* * *
初めて観たときは、何とも言えない気持ちになって終わったけど、少し大人になって改めて観てみると、すごく良かった。1回目はとにかく、ストリックランドの指がどんどん黒くなっていくのが気になりすぎて・・・。
イライザの洋服やカチューシャも好みだし、レトロな雰囲気のアパートやパイ店、街並みも可愛らしい。統一されたグリーンは綺麗で何だか落ち着きも与えてくれる。フィクションとわかったうえで見ていても、話が進むにつれてイライザと不思議な生き物、二人の愛し合う世界が本当にあるように感じられた。イライザの首筋に起こる変化はおとぎ話のようで、シーン自体も美しく印象的。「The Shape of Water」というタイトルがまた好き。”水の形”が表す無限の可能性に私の気も大きくなる。
★Huluで鑑賞★