ターミナル

ターミナル（The Terminal）

2004／アメリカ／129分

 

クラコウジアというとある国を出発して、アメリカのジョン・F・ケネディ国際空港に降り立ったビクター・ナボルスキー。しかし、彼が出国してすぐ、クラコウジア内で起こったクーデターによって母国が消滅してしまう。ビクターのパスポートも無効扱いとなり、もはや入国も出国も許されない事態に！状況が全く飲み込めないまま、ビクターは唯一滞在を許可された場所に案内される。その場所とは、なんとJFK空港の国際線ターミナルの中だった！空港で繰り広げられるビクターの自給自足生活は、思いもよらない展開を迎える。

カートを返して25セント？！集めたお金で「ハンバーガー」

空港内での野宿生活。お金も使えなくなってしまった。使用されていないターミナルのベンチで眠り、トイレで頭や体を洗うことはできたけど、どうしても食べ物にはありつけない。極限までお腹を空かせて、誰かの食べ残しさえも美味しそうに思ってしまう状況の中で、ビクターはあるものに救われる。それは、大きな荷物を運ぶためのカート。を返却することで得られる”25セント”！水を得た魚のようにカートを集め、25セントを稼ぐビクター。その小銭を握りしめてバーガーキングに向かうビクターだった。

私も散歩がてらワッパーチーズセットをテイクアウト！パテが肉肉しくってすっごい食べ応え。ビクターを救ったハンバーガー。無性に食べたくなるハンバーガー。

＊　＊　＊ 

突如として空港内で生活することを強いられたビクター・ナボルスキー。免税店や飲食店はたくさんあるけど、何と言ってもお金がない！それにお風呂も寝る場所もない。言葉も通じない。自分がそんな状況に陥ったらと思うとゾッとするけど、彼は知恵とユーモアでそれを跳ね除けていく。気づけば、空港内で働くたくさんの人が彼を応援していたけど、それもビクターの人望がゆえ。最後には、クラコウジアに帰っても楽しそうに暮らすビクターの姿を想像して、温かい気持ちが湧き上がる。ビクターに幸あれ！

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