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リトル・フォレスト秋③

リトル・フォレスト夏/秋

2014/日本/111分

リトル・フォレスト 夏・秋

小森という東北のとある村に一人で暮らすいち子。お米や野菜を育て、魚を釣ったり、山菜やアケビを採ってきたり。胡桃や栗なんかを拾っては保存がきくように加工したりする。季節の流れに合わせて日々を送るための数々の知恵。そして自分が食べるために働くということ。そんな自給自足の生活が、印象深い料理を通して描かれる。 

 

お茶会のお供に炙った「干し芋

寒いと保存のきかないサツマイモ。掘ったらすぐにほとんどのサツマイモを干し芋にするいち子。ふかした芋の皮をむき、短冊に切ったら藁にくくって干しておく。干した芋は甘みが増して、炙って食べたら美味しく冬中楽しめる保存食。一日の大寒波でも、家に取り込んだ野菜がダメになってしまう。干し芋干し柿、くるみ、栗の渋皮煮。たくさんの知恵で冬を乗り越えていく。

 

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軽く炙るとふにゃっと柔らかくて美味しい。焼き過ぎると(私はちょっと焼き過ぎてる!)カリカリになっちゃう。素朴だけど美味しいおやつ。甘いけど、自然の甘味だし、食物繊維も豊富だと考えるとかなり優秀なおやつ!日本のおやつってすごいなぁ。

  

* * *

   

近所の奥様方が集まるお茶会は賑やかでとっても楽しそう。年齢もバラバラ。それでもみんながいち子の家に集まって来る。何かにつけて一人暮らしのいち子を気にかける近所の人たちは温かいし、都会にはない繋がりだなぁっと思ったり。先輩からいろいろな知恵を得て、次に活かしていくんだろうな。

 

★Huluで鑑賞★